健康寿命について

今こそ健康寿命について知ろう!ながーく元気に死ぬまで生きましょう!

健康寿命ってなに?

健康寿命って何?

ここ数年、健康という言葉を聞く機会が増えた気がしませんか?そういう私も、よしゆきさんに出会ってから健康寿命を意識するようになってから、テレビだけでなく、町中でもよく健康という言葉を目にします。

例えば、コンビニに行って雑誌コーナーを見ると必ず一冊は健康について書かれたムック本を見かけますし、24時間いつでも行けるトレーニングジムのようなものも増えました。それだけ世の中が健康に対する意識が高まってきている証拠だと思います。

ただ、健康寿命という字面からなんとなく意味はわかっても、意外と正確な意味を知らなかったりしませんか?

トップページにも少し書いていますが、ここではもう少し詳しく健康寿命というものを追ってみたいと思います。

そもそも寿命って?

まず、健康寿命の前に寿命について調べてみました。こちらは皆さんご存知だと思いますので解説するほどのことは無いと思いますが、せっかく調べたので載せたいと思います。

寿命とは、

  1. 生命の存続する期間。特に、あらかじめ決められたものとして考えられる命の長さ。命数。「―が延びる」「―が尽きる」「平均―」
  2. 物の使用に耐える期間。また、その限界。「電池の―」「機械に―が来る」

引用:goo辞書

ということだそうです。

つまり、「だいたい人間ってこのくらい生きるだろう」という意味で使われる言葉なんですね。でも、人がいつ死ぬかなんてわからないわけですから、寿命という言葉を使うとき、経験則や世間的な平均寿命から「大体これくらい生きたら十分かな?」という感覚で使っているということになるんですね。

では、実際に厚生労働省が発表している2023年に発表した平均寿命(世間的な平均寿命)を見てみましょう。

2022年(令和4年)時点での平均余命
男性 女性
年齢 令和4年(2022年) 令和4年(2022年)
0歳 81.05 87.09
5 76.25 82.28
10 71.28 77.30
15 66.31 72.33
20 61.39 67.39
25 56.53 62.48
30 51.66 57.56
35 46.80 52.65
40 41.97 47.77
45 37.20 42.93
50 32.51 38.16
55 27.97 33.46
60 23.59 28.84
65 19.44 24.30
70 15.56 19.89
75 12.04 15.67
80 8.89 11.74
85 6.20 8.28
90 4.14 5.47

参考:令和4年簡易生命表の概況(厚生労働省)

はい、分かりづらいですね!この表見てもなんのこっちゃです。しかも平均余命?はてなばっかり浮かんできます。

少し解説すると、厚生労働省が発表する平均寿命は、0歳における平均余命のことを言うらしく、その年にその年齡の人の余命がどれくらいのか?という形で発表しているみたいです。

つまり、上の表でいうと、私が40歳・男性なので、年齡の40歳・男性の欄を見ると、41.97という数字が当てはまります。

つまり、特にトラブル等なくこのまま生きた場合、余命が41.97年あるので大体82歳くらいまで生きるのでは?ということみたいです。

もう少しざっくりした表は次の通りです。

平均寿命の年次推移
和暦(西暦) 男女差
令和元年(2019年) 81.41 87.45 6.03
令和2年(2020年) 81.56 87.71 6.15
令和3年(2021年) 81.47 87.57 6.1
令和4年(2022年) 81.05 87.09 6.04

参考:令和4年簡易生命表の概況(厚生労働省)

過去のデータは少し省きましたがこの様になっています。この表は、その年に0歳だった人が大体どれくらいの余命があるのか、というデータの年次推移表になります。つまり、その歳の平均寿命ということになります。

女性の方が長生き、ということも含め、なんとなく自分の持っている感覚とそう外れていないのでは無いでしょうか?

じゃあ、健康寿命とはなんぞや?

では、健康寿命とは何でしょう?

健康寿命とは、2000年に世界保健機構(WHO)が初めて健康寿命という言葉を提唱したそうです。

そして、日本では2012年に厚生労働省が次の3つの指標を示しています。

  1. 日常生活に制限のない期間の平均
  2. 自分が健康であると自覚している期間の平均
  3. 日常生活動作が自立している期間の平均

そして、この3つの指標は国民生活基礎調査の回答によって調査が行われているようです。

3つの指標の計測方法について
健康寿命の指標 日常生活に制限のない期間の平均 自分が健康であると自覚している期間の平均 日常生活動作が自立している期間の平均
定義 国民生活基礎調査の健康票の設問「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」に対して「ない」と回答した人を健康とする 国民生活基礎調査の健康票の設問「あなたの現在の健康状態はいかがですか」に対して「よい」、「まあよい」または「ふつう」と回答した人を健康とする 介護保険の要支援1,2、要介護1までの人を健康とする(要介護2~5が不健康

色々調べましたが、健康寿命として扱われている言葉は、主に日常生活に制限のない期間の平均の指標を指しているようでした。

健康寿命の推移(日常生活に制限のない期間の平均)
男性 女性
2001年(平成13年) 69.40 72.65 3.25
2004年(平成16年) 69.47 72.69 3.22
2007年(平成19年) 70.33 73.36 3.03
2010年(平成22年) 70.42 73.62 3.2
2013年(平成25年) 71.19 74.21 3.02
2016年(平成28年) 72.14 74.79 2.65
2019年(平成令和元年) 72.68 75.38 2.7

平均健康寿命としてはこの様になっていました。(この調査は3年ごとに行っているようです)

いかがでしょう?妥当だな、と思いますか?それとも意外でしたか?

平均寿命と健康寿命の関係

これまで読んでくれた方はなんとなく分かっていただけると思いますが、平均寿命健康寿命には差があるんです!

基準が違う数字同士ですので単純に比較ができるものではありませんが、一つの目安にはなるのではないでしょうか。

早速、2019年をベースに比較してみましょう。

男性の平均寿命と健康寿命
平均寿命 健康寿命
2019年(令和元年) 81.41 72.68 8.73
女性の平均寿命と健康寿命
平均寿命 健康寿命
2019年(令和元年) 87.09 75.38 11.71

男性はおよそ9年、女性はおよそ12年ほど、亡くなるまでの間、日常生活に支障がある、という思いをもっていることになります。

これを長いと見るか、短いと見るは人次第ですが、個人的にはちょっと長いかな…と。家族にも苦労をかけることになりますし、できるだけ自分のことは自分でできるくらいの元気は持っていたいものです。

ながーく元気に死ぬまで生きる!(寿命=健康寿命をめざす!)

この記事では、健康寿命というものについてあれこれ難しい言葉で解説したりデータを出したりしましたが、よしゆきさんは健康寿命というものを常々、好きなところに行けて、好きなものが食べられて、楽しく、そして自由にいられる期間と言っています。

この、ながーく元気に死ぬまで生きる、という言葉はよしゆきさんの人生哲学です。(タイミングによって言い回しや言葉が違うこともありますが…笑)

よしゆきさんは、67歳という年齡でありながら、体操のインストラクターであり、キックボクシングやエアロビクスなどでに体を動かしています。

また、全国様々な場所で講演を行い、旅行も大好きです。

それでも、過去には舌癌になり、更にリンパに転移し生死の淵をさまよったり、思うように動かなくなった体に絶望して落ち込んだり…

そんな経験を踏まえて導き出した人生哲学です。

先程も少し書かせていただきましたが、歳を取ればある程度動きが鈍くなるのも仕方ないと思います。

万全じゃなくていいんです。ある程度でいいんです。それでも、少しでも長く好きなところに行けて、好きなものが食べられて、楽しく、そして自由にいられたら、とても素敵なことだと思いませんか?

よしゆき体操は、簡単で、短くて、誰でもできる体操です。(講演会では90歳を超えた人もやってますよ!)

あまり難しく考えず、少しでも体を動かして頭を使って、ながーく元気に死ぬまで生きましょう!!